チャレンジ講習実施要領の制定について

(最終改正:平成27年6月22日 運免第38号)
高齢者講習等及び認知機能検査の実施に関する規則(平成21年和歌山県公安委員会規則第15号。以下「規則」という。)第9条の規定により、チャレンジ講習実施要領を別記のとおり定め、平成21年12月21日から実施することとしたので、適正に運用されたい。
別記
チャレンジ講習実施要領
第1 目的
この要領は、規則第9条の規定により、運転免許に係る講習等に関する規則(平成6年国家公安委員会規則第4号。以下「講習規則」という。)第2条第1項第1号の表1の項又は同条第1項第2号の表1の項の規定による確認を行う講習(以下「チャレンジ講習」という。)の実施の委託を受けた者(以下「受託者」という。)が実施するチャレンジ講習に関し必要な事項を定めることを目的とする。
第2 基本的留意事項
1 講習指導員の要件
講習指導員は、次のいずれかに該当する者で、かつ、講習実施者として適格性を有するものをもって充て、受講者数に応じて必要な数を確保すること。
(1) 道路交通法施行規則(昭和35年総理府令第60号。以下「府令」という。)第24条第8項の規定により、和歌山県公安委員会(以下「公安委員会」という。)の指定を受けた技能試験官
(2) 道路交通法(昭和35年法律第105号。以下「法」という。)第99条の2第4項の規定により公安委員会から技能検定員資格者証の交付を受けた技能検定員
2 講習施設
所要の受講者を収容できる教室、コース等を整備するなどして、講習の実施に必要な施設を確保すること。
3 講習用車両
講習で使用する車両(以下「講習用車両」という。)は、府令第24条第6項の表の「普通免許、普通第二種免許及び普通仮免許」の項の下欄に掲げる車両(普通自動車)を使用すること。
なお、受講者の持ち込んだ車両を講習用車両とすることは認めないこととする。
4 講習の実施
受託者は、講習の実施に際し、次の基準を満たすとともに、講習を適正に実施すること。
(1) 技能検定員が講習の業務を行うために必要な数以上(原則として2人以上)置かれていること。
(2) 次に掲げる設備を有すること。
ア 敷地の面積が8千平方メートル以上であり、かつ、種類、形状及び構造が府令別表第3に定める基準に適合するコース
イ 講習を行うために必要な種類及び数の講習用車両(講習指導員が危険を防止するための応急の措置を講ずることができる装置を備えたものに限る。)
ウ ア及びイに掲げるもののほか、講習を行うために必要な建物その他の設備
第3 講習実施上の留意事項
1 講習対象者
普通自動車を運転することができる免許を有する者で、運転免許証(以下「免許証」という。)の更新期間が満了する日における年齢が70歳以上の者を対象とすること。ただし、更新期間が満了する日における年齢が75歳以上の者については、法第101条の4第2項の規定により受けた認知機能検査(法第97条の2第1項第3号イに規定する認知機能検査をいう。以下同じ。)の結果について、府令第29条の3第1項の式により算出した数値が76以上である者に限られていることに留意すること。
このため、更新期間が満了する日における年齢が70歳以上75歳未満の者は、規則第2条第1号に規定する高齢者講習(以下「高齢者講習」という。)受講可能期間の6月前からチャレンジ講習の受講が可能となるのに対し、更新期間が満了する日における年齢が75歳以上の者のチャレンジ講習の受講は、認知機能検査後に限られることに留意すること。
2 模範走行及び実車走行におけるグループの編成等
(1) グループの編成
グループの編成は、講習を円滑に行うことができるよう適正な人数(1グループ3人以内)で編成すること。
(2) 講習指導員の配置
1グループにつき講習指導員1人を配置すること。
3 講習の方法
講習は、別表第1に準拠し、講習指導案を作成して、次の事項に留意し、受講者に指定コースにおける普通自動車の運転をさせ、その運転状況を基に、その者が加齢に伴って生ずる身体の機能の低下が自動車等の運転に著しい影響を及ぼしていないかどうかを確認するとともに、その結果に応じて、具体的な安全運転指導を行うこと。
(1) 講習の趣旨等の説明
講習の実施に当たり、事前に、講習の趣旨、内容等について十分な説明を行うこと。
(2) 講習用車両の選択等
ア 講習用車両は、受講者にあらかじめマニュアル式かオートマチック式かを選択させておくこと。
イ 講習中の講習用車両には、「講習中」である旨を表示する標識を見やすい位置に掲示すること。
ウ 特定後写鏡条件が付されている者に対しては、特定後写鏡を使用すること。
(3) 実車走行の課題
実車走行の課題は、一般課題、特別課題及び参考課題とし、各課題の実施基準は別表第2に準拠したものとすること。
(4) 実車走行の評価
講習指導員は、一般課題及び特別課題について、別表第3に基づき評価を行い、その結果をチャレンジ講習評価票(別記様式第1号)に記載すること。
(5) 実車走行後の指導
講習指導員は、受講者の実車走行が終了した時点で、実車走行の評価に基づき、直ちにチャレンジ講習アドバイスカード(別記様式第2号)を作成し、安全運転を行うためのワンポイントアドバイスを行うこと。
(6) 講評等
受講者全員が実車走行を終了した後、全般的な評価及び安全運転を行う上での注意事項等についての講評を行うこと。
第4 受講の受理等
1 一般的な受理
受託者は、受講対象者からチャレンジ講習の受講申込みを受けた場合は、高齢者講習通知書、免許証等で本人であること及び免許証の更新期間が満了する日における年齢が70歳以上の者であることを確認し、チャレンジ講習受講申込書(別記様式第3号)に必要事項を記載させて提出させるとともに、和歌山県収入証紙(以下「収入証紙」という。)により講習手数料を徴収すること。
また、75歳以上の受講者については、認知機能検査の結果の通知書により認知機能検査を受けていることを確認し、認知機能検査未受検の者については、別に定める講習予備検査受検申込書を提出させ、認知機能検査を受検させること。
2 講習実施日の指定
受託者は、チャレンジ講習の実施日をあらかじめ指定するものとする。
3 チャレンジ講習受講結果確認書の作成交付
受託者は、実車走行の一般課題と特別課題の減点数の合計を100点から減じた点数が70点以上の受講者に対し、チャレンジ講習受講結果確認書(講習規則別記様式第1号。以下「確認書」という。)を作成して交付すること。
4 確認書の取扱い
確認書については、次により取り扱うものとする。
(1) 交通部運転免許課長(以下「運転免許課長」という。)は、受託者に対し、チャレンジ講習受講結果確認書送付・受領書(別記様式第4号)により、確認書を送付するものとし、送付を受けた受託者は、受領書に必要事項を記入し速やかに運転免許課長に返送するとともに、チャレンジ講習受講結果確認書受払簿(別記様式第5号)に受払いの状況を記載すること。
(2) 確認書の発行番号は、「年別-指定自動車教習所指定番号-4桁の一連番号」を記載すること。
なお、記載誤りの確認書については、右上部に「誤記」と朱書きして、1年間保存すること。
(3) 確認書を受講者に交付する際には、免許証の更新期間の満了する日における年齢が70歳以上75歳未満の者については、交付の日から6月以内で、かつ、更新期間が満了する日前6月以内に、また、更新期間が満了する日における年齢が75歳以上の者については、交付の日から更新期間が満了するまでの間に、規則第2条第3号に規定する特定任意高齢者講習(簡易)(以下「簡易講習」という。)を受講することが可能であり、当該簡易講習を受講した場合は、高齢者講習の受講が免除されることとなる旨を説明すること。
なお、道路交通法施行令の一部を改正する政令(平成21年政令第12号)によって、簡易講習の受講は、免許証の更新を申請する日前6月以内から更新期間が満了する日前6月以内と変更されていることに留意すること。
(4) 受講者から確認書の盗難、紛失、汚損等により再交付の申し出があった場合には、受講済みであることを確認の上、運転免許課長に確認書の再発行を依頼し、(1)の例により送付を受けた新たな確認書の右上部に「再」と朱書きして再交付すること。
第5 結果報告等
受託者は、チャレンジ講習終了後、その結果等について次により公安委員会に報告すること。
1 講習実施日当日の講習結果をチャレンジ講習結果報告書(別記様式第6号)により、その日のうちに報告すること。
2 講習手数料の徴収に関し、チャレンジ講習受講手数料報告書(別記様式第7号)にチャレンジ講習受講申込書の正本を添付して速やかに報告すること。
第6 その他
1 受講者の心情に配意した対応
講習にあたっては、受講者の心情に配意し、より丁寧な言動、態度をとるように努めるとともに、緊張感の払拭にも配意すること。
2 事故防止
実車走行中における事故防止に万全を期すとともに、降雪等の悪天候時には講習を行わないこと。
3 講習効果の測定
チャレンジ講習の効果を測定するため、受講者の受講後における運転適性の変化、交通違反及び交通事故の発生状況を追跡調査し、資料化とその活用に努めること。
第7 簿冊の備付け
受託者は、次の簿冊を備え付けておくものとする。
番号 簿   冊   名 様 式 関 係 保存
チャレンジ講習評価票 別記様式第1号 3年
チャレンジ講習アドバイスカード 別記様式第2号 3年
チャレンジ講習受講申込書綴 別記様式第3号 1年

 
チャレンジ講習受講結果確認書送付・受領書綴 別記様式第4号
 
1年
 
チャレンジ講習受講結果確認書受払簿 別記様式第5号 3年
チャレンジ講習結果報告書綴 別記様式第6号 3年
チャレンジ講習手数料報告書綴 別記様式第7号 3年


別表第1(第3の3関係)
チャレンジ講習の講習科目及び時間割り等に関する細目
講習科目 講習細目 講習方法 留 意 事 項 講習時間
 


 
開講
 講師の自己紹介
 受講者の点呼
 講習概要及び日程の説明
 受講者の心得の説明
 


 
 


 
5分


 
1 事前説明


 
 講習の趣旨及び講習の内容の説明


 
○ 講習室等において実施する。
○ コース図を配布する。


 
○ 次の事項を説明する。
・ 講習はテストではなく、自分の運転能力を知ってもらうことが目的であり、実車走行の評価によって運転免許を取り上げたりするものではない旨
・ 実車走行を行う前に講習指導員の運転する車両に同乗して模範走行を見てもらうので、よく見てほしい旨
・ 一般課題の内容は、指定した走行順路を走行し、正確な法令履行及び運転操作によって、安全かつ円滑な走行ができるかについて評価を行う旨
・ 特別課題の内容は、等間隔に設置されたパイロンをスラローム走行するもので、的確な認知・判断と適切なハンドル操作、速度調節及び運転姿勢等が求められるものであり、走行時間(基準タイム14秒)及びパイロン接触の有無が評価の対象となる旨
・ 参考課題の内容は、時速40キロを維持し、指導員の合図により急ブレーキをかけて停止するものであり評価の対象ではない旨
・ 実車走行終了後、担当した講習指導員がチャレンジ講習アドバイスカードを交付するので、今後の安全運転に役立ててほしい旨
・ 実車走行による運転内容が加齢に伴って生ずる身体の機能の低下が自動車等の運転に著しい影響を及ぼしていないと評価された場合には、チャレンジ講習受講結果確認書を交付する旨
2 模範走行


 
 一般課題、特別課題及び参考課題の模範走行


 
 受講者3名(1グループ)を車両に同乗させて行う。


 
○ 一般課題、特別課題、参考課題の順で実施する。
○ 一般課題について模範走行を行う。
・ 走行しながら走行順路を説明する。
・ 安全確認、一時停止、進路変更などについてわかりやすく説明する。
○ 特別課題について模範走行を行う。
・ 基準タイム程度で走行する。
○ 参考課題について模範走行を行う。
・ 咄嗟の時に強くブレーキを踏むことの大切さとその方法などについて説明する。
10分


 
3 実車走行


 
 一般課題、特別課題及び参考課題の実車走行


 
 受講者1名ずつ実車走行を実施し他の受講者は控え室等で待機する。


 
○ 一般課題、特別課題、参考課題の順で実施する。
○ 走行中受講者が運転に余裕を持てるよう走行順路について適宜適切に教示を行う。
○ 受講者の運転の評価についての必要事項をチャレンジ講習実車走行評価票に記載する。
○ 個々の受講者の実車走行の終了後に安全運転を行う上でのアドバイスを行うとともに、その内容をチャレンジ講習アドバイスカードに記載して交付する。
1人当たり
10分


 
4 講評等


 
 実車走行の結果について講評


 
 講習室等において行う。


 
○ 実車走行結果についての講評と今後の安全運転を行う上での注意点や参考となる事項を説明する。 5分


 
5 チャレンジ講習受講結果確認書の交付


 
○ チャレンジ講習受講結果確認書の交付
○ 今後の手続等についての説明

 
○ 実車走行の評価が70点以上の者に対しチャレンジ講習受講結果確認書を交付する。
○ 運転免許証の更新を行う上での今後の手続や流れ等について説明する。
(注) 「講習時間」については、待ち時間等は含まない。


(別表第2・第3省略)


(別記様式省略)
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