違反者講習実施要領の制定について(例規)

(最終改正:平成29年3月8日 運免、務、刑企、交企、交規、交指第12号)
違反者講習の実施に関する規則(平成10年和歌山県公安委員会規則第7号。以下「規則」という。)第5条の規定により、違反者講習の実施要領を別記のとおり定め、平成23年4月1日から実施することとしたので、適正な運用に努められたい。
別記
違反者講習実施要領
第1 趣旨
この要領は、規則第5条の規定により、道路交通法(昭和35年法律第105号)第108条の2第1項第13号に掲げる講習(以下「違反者講習」という。)が適正に行われることを目的として、必要な事項を定めるものとする。
第2 講習用器材
規則第3条に定める違反者講習の委託を受けて行う者(以下「委託講習実施者」という。)は、道路交通法施行規則(昭和35年総理府令第60号)第38条第13項第2号に定める講習用教材を次のように整備すること。
1 講習用教材
委託講習実施者は、別紙の内容についてまとめられた教本及び本県の交通実態に関する内容の資料並びに危険予測、事故事例等に関する視聴覚教材等を必要数整備すること。
2 自動車等
自動車及び原動機付自転車(以下「自動車等」という。)の運転について必要な適性に関する調査で、コース又は道路における自動車等の運転をさせることにより行う検査に基づく指導(以下「実車による指導」という。)が適正かつ効果的に実施できるよう、所要の自動車等を必要数整備すること。
大型自動車、中型自動車及び準中型自動車については、補助ブレーキ等の装置を装備したもの、普通自動車については、マニュアル式及びオートマチック式のものに補助ブレーキ等の装置を装備したものとする。
また、大型自動二輪車及び普通自動二輪車については、マニュアル式及びオートマチック式のもの、原動機付自転車については、原則としてスクータータイプのものとする。
3 運転シミュレーター
運転シミュレーターは、型式認定を受けたもの等の適正なものを整備し、自動車等の運転に必要な適性に関する調査で運転シミュレーターの操作により行う検査に基づく指導(以下「運転シミュレーター操作による指導」という。)の実効が期されるよ  う、四輪車用、二輪車用及び原動機付自転車用の運転シミュレーターを必要数整備すること。
なお、降雪等の悪天候により、実車による指導が困難な場合においては、代替の措置が取れるようその整備に努めること。
4 運転適性検査器材
運転適性検査に用いる器材のうち、運転において必要な視覚を通じた刺激に対する反応の速度及び正確性を検査する器材を用いた検査に基づく指導(以下「器材使用による指導」という。)が実施できるよう、検査を受ける者が自動車の等の運転姿勢を保った状態で、視覚刺激表示装置の画面上に表示された視覚刺激に対し、手足によりハンドル、ペダル等を動かす動作を行うことにより、当該刺激に対する反応の時間及び正確性を検査し、これらのデータを記録するほか、検査を受ける者の精神緊張の状態、注意配分能力、集中能力等に関する分析を行うもの又は高齢者講習要運転操作検査器を使用するものとする。
第3 講習場所
委託講習実施者は、違反者講習を実施する場合には、運転者の資質の向上に資する活動(以下「社会参加活動」という。)の体験をさせる場所を除き、所要の受講者を収容することができ、かつ、必要な教材を整えた教室、コース等必要な施設を確保して行うこと。
第4 学級の編成等
1 学級編成の基本
社会参加活動を含む講習及び社会参加活動を含まない講習の1学級は、原則として9人編成とし、運転適性指導については、1グループ3人以内とすること。
2 講習指導員の配置
1学級につき講習指導員1人を配置し、運転適性指導の場合には、1グループにつき講習指導員1人を配置する。
なお、講習指導員が2人以上となる場合は、中心となる講習指導員を指定し、この者の指示により効果的な講習を行うこと。
3 学級編成の細分化
受講者の態様に応じた適切な講習を実施するため、免許種別や違反態様に応じ、原則として四輪車又は二輪車の学級編成を行い、それぞれの学級に適した内容の講習を実施すること。
なお、受講人員が少ないため、これらの区分による学級編成が困難であるときは、講習事項の一部について、合同で行うことができるものとする。
第5 講習指導案の策定
委託講習実施者は、違反者講習の実施に際し、あらかじめ、別表第1「違反者講習の講習科目及び時間割り等に関する細目(四輪車運転者用・二輪車運転者用)」に準拠し、本県の交通実態に即して重点を選定するなど、実質的効果の上がるような内容の講習指導案を作成して実施すること。
第6 講習項目等
1 社会参加活動の体験
社会参加活動は、地域の実情に応じ、おおむね、次に掲げる活動の中から選定して行うものとする。
なお、これら以外にも、地域の実情に応じて多様な活動ができるよう配意すること。
(1) 歩行者の安全通行のための通行の補助、誘導等
(2) 交通安全の呼びかけ、交通安全チラシを配布するなどの広報啓発
(3) 交通安全チラシ、ポスター等の作成
(4) カーブミラーの清掃等の道路上の環境整備
(5) 放置自転車の整理、撤去の補助
(6) スクールゾーンにおける誘導、危険箇所の点検等
(7) 幼稚園、学校等における交通安全教育の補助
2 運転適性指導の実施
(1) 筆記による検査に基づく指導
筆記による検査は、前記、第2の1に掲げる運転適性検査用紙を使用し、受講者全員について実施し、診断票により検査の結果に基づいて安全運転の心構えを指導すること。
(2) 器材使用による指導
器材使用による指導は、必要と認める者について実施し、診断票により検査の結果に基づいて安全運転の心構えを指導すること。
(3) 実車による指導
ア 指導の場所
実車による指導は、別表第2「実車による指導の講習路設定の基準と診断の着眼点(四輪車運転者用・二輪車運転者用)」に基づいて行うこと。
イ 使用車両
受講者が保有する免許の種類に対応する自動車又は原動機付自転車を使用すること。ただし、対応する自動車がない場合には、次の措置を採ることができる。
(ア) 大型免許を保有する者は、中型自動車、準中型自動車又は普通自動車を使用すること。
(イ)中型免許を保有する者は、準中型自動車又は普通自動車を使用すること。
(ウ)準中型免許を保有するものは、普通自動車を使用すること。
(エ)大型自動二輪免許を保有する者は、普通自動二輪車を使用すること。
なお、身体障害者が自己保有の改造車両の持込みを希望した場合は、これを認めることとするが、手数料上の特例が設けられていないことをあらかじめ了知させること。
ウ 運転行動の診断と指導
実車による指導においては、検査結果に基づき別表第3「運転技能診断票(四輪車運転者用・二輪車運転者用)」を作成し、これにより行うこと。
(4) 運転シミュレーター操作による指導 
実車による指導のみでは、指導が困難な交通事故、その他危険場面等について、運転シミュレーターの操作により疑似体験させ、受講者の運転行動の危険性を診断して指導を行うこと。なお、運転シミュレーター操作による指導は必要と認める者に行うこと。
使用する運転シミュレーターは、保有する運転免許に応じ、四輪車用、二輪車用、原付用とする。
第7 講習日時の策定
講習日時等は、交通部運転免許課長(以下「運転免許課長」という。)が策定する。この場合、受講者の利便を考慮しながら、本県の実情を踏まえ、講習の効率性をも勘案して策定すること。
第8 受講申出の受理
受講対象者から受講の申込みを受けた場合は、次により措置するものとする。
1 運転免許課長は、受講対象者から社会参加活動又は実車による指導の受講申込みを受けた場合は、委託講習実施者にその旨を連絡すること。
2 委託講習実施者は、講習を開始する前に違反者講習通知書、運転免許証等により当該受講対象者が本人であることを確認するとともに、免許証の有効期間内であることを確認し、違反者講習(社会参加活動・実車による指導)受講申込書(別記様式第1号)に必要事項を記載させて受理すること。
第9 講習終了証明書の交付等
委託講習実施者は、社会参加活動又は実車による指導を終了した受講者に対して違反者講習(社会参加活動・実車による指導)終了証明書(別記様式第2号)を交付すること。
なお、交付に際しては、当該証明書を社会参加活動又は実車による指導を終了した受 講者に行う講習(以下「座学」という。)の講習時に持参すべき旨を教示すること。
第10 座学講習の受付
委託講習実施者は、座学の受付時に、違反者講習終了証明書により受講者が社会参加活動又は実車による指導を受講していることを確認した上で、違反者講習(座学)受講申込書(別記様式第3号)に必要事項を記載させ、和歌山県証紙により講習手数料及び当該講習に係る通知手数料を徴収すること。
第11 結果報告
委託講習実施者は、講習の実施結果について、次により運転免許課長を経由して公安 委員会に報告しなければならない。
1 社会参加活動及び実車による指導については、違反者講習(社会参加活動・実車による指導)結果報告書(別記様式第4号)により講習が終了したその日のうちに報告すること。
2 座学については、違反者講習受講手数料等報告書(別記様式第5号)に違反者講習(座学)受講申込書を添付の上、講習が終了した日のうちに報告すること。
3 社会参加活動及び座学の当月分の実施結果については、違反者講習実施結果報告書(別記様式第6号)により翌月5日までに報告すること。
第12 事故防止等
委託講習実施者は、講習中の各種事故防止に万全を期すため、講習指導員に特段の配意をさせるとともに、特に二輪車の実車よる指導に際しては、ヘルメット、プロテクタ、手袋等を確実に着用させること。
また、二輪車による講習において、聴覚障害者及び聴力に不安があるため講習を受けるに当たり安全を確保するための特別な対応を受けることを希望する受講者を含めて集団講習を行う場合には、何らかの不測の事態が発生した際にこれに対処できるように、無線による意思伝達装置を使用するなどの措置を講ずることにより、受講者の安全を確保すること。、講習中の事故に対する損害賠償等の対応に 備え、保険契約等を締結しておくこと。
なお、講習中の事故に対する損害賠償等の対応に備え、保険契約等を締結しておくこと。
第13 文書の保存
委託講習実施者は、講習に関する次の文書を保存しておくものとする。

文 書 名
保存期間
違反者講習(社会参加活動・実車による指導)受講申込書
(別記様式第1号)
5年
違反講習(座学)受講申込書(副本)
(別記様式第3号)
5年
違反者講習(社会参加活動・実車による指導)結果報告署(副本)
(別記様式第4号
5年
違反者講習受講手数料等報告書(副本)
(別記様式第5号)
5年
違反者講習実施結果報告書(副本)
(別記様式第6号)
5年
 
備考 保存期間の起算日は、これらの文書を作成した日の属する年度の末日の翌日とする。

(別紙省略)

別表1(第5関係)
   
違反者講習の講習科目及び時間割り等に関する細目(四輪運転者用)
講習科目 講習細目 講習方法 留 意 事 項 時間

開講
講師の自己紹介
受講者の点呼
講習概要及び日程の説明
受講者の心得の説明



110分
1 道路交通の現状

(1) 交通障害の状況
                         
(2) 交通事故の特徴
講義
教本、視聴覚教材等
○ 本県の交通障害(事故、渋滞、公害、生活環境の侵害)の発生状況等を重点的に説明し、その関連において交通規制の概要を説明する。
2 交通事故の実態
(1) 運転者に起因する事故の実態及びその原因分析
                         
(2) 重大事故の実例
                         
(3) 交通事故の惨状
○ 単なる数字の羅列に終始することなく、多角的な分析に基づいて、受講者にとって身近な事実に関する数字の使用等によって実感として感得させる。
                         
○ 交通事故の被害者の惨状及び加害者の窮状を実例で示す。
3 運転者の社会的立場
(1) 運転免許の意義
                         
(2) 運転者の責任
                    
○ 教本、視聴覚教材を用い、運転者の責任感及び交通道徳の向上を図る。
4 安全運転の心構え
(1) 安全運転の基本的考え方
                         
(2) 安全運転の実践
                         
(3) 事故防止のポイント
○ 自己中心的な運転マナーを矯正し、ルールを正しく実践できる心の醸成を図る。
                         
○ 交通状況に応じた安全運転の実践方法を具体的事例を用いて説明する。
                         
○ 本県の交通事故の典型的なパターンの中から、その原因となった危険行為5~7種を抽出し、事故防止のポイントを十分に認識させる。
5 安全運転の基礎知識
(1) 安全運転の心構え
                         
(2) 防衛運転
                         
(3) 人間の感覚と判断能力
                         
ア 視覚の特性
                         
イ 過労等の影響
                         
(4) 飲酒運転の危険性
○ DVD等の視聴覚教材及び教育資器材を活用する。
                         
○ 速度に起因する具体的な事故事例を用いるとともに、科学的な根拠に基づく説明で、速度の危険性を理解させる。
6 道路交通法令の知識及び安全運転の方法
(1) 日常点検要領
                         
(2) 走行の基本
                         
ア 座席ベルトの着用
                         
イ 運転の操作
                         
ウ 進路変更
                         
(3) 歩行者の保護
                         
(4) 自転車に乗る人の保護
                         
(5) 車間距離
                         
(6) 追越し
                         
(7) 交差点通行
                         
(8) 駐車と停車
                         
(9) 危険な場所などでの通行
                         
ア 夜間,トンネル
                         
イ カーブ
                         
ウ 悪天候等
                         
(10) 高速道路の通行
                         
ア 高速走行の危険性
                         
イ 高速道路への出入り
                         
ウ 高速走行の方法
○ この科目の細目は、実情に応じて重点的選択的に取り上げる。
                         
○ DVD等の視聴覚教材を活用する。
                          
○ 座席ベルトの着用については、着用の効果等を具体的事例に基づいて説明する。
(11) 二輪車への注意
                                                   
ア 二輪車の特性
                         
イ 二輪事故の特徴
                         
(12) 事故と故障時の措置
○ 四輪車対二輪車の事故の具体的事例を用いて、四輪車の側で注意すべき事項を理解させる。
7 事故事例研究に基づく安全運転の方法
発表(適宜、ディスカッション方式をとる。)
○ 身近な事故事例を素材として受講者に発表させる等事故の原因となる危険行為等を受講者自身に考えさせ、正しい運転方法を理解させる。
30分
8 運転適性についての診断と指導①
(1) 筆記による検査と指導
(2) 運転適性検査器材の使用による診断と指導
個別的指導                 
教本、運転適性検査器材、視聴覚教材等
○ 所要の運転適性検査用紙により実施し、結果に基づいて安全運転の心構えを指導する。
                         
○ 運転適性検査器材により実施し、結果に基づいて安全運転の心構えを指導する。
                         
○ 事故に結びつきやすい違反行為をした者及び筆記による検査の結果により必要と認める者について実施する。
40分
 
○ 社会参加活動を含む講習
9 社会参加活動
(1) 活動方法
                                 
(2) 現場活動
活動内容に応じて必要な資器材を用いる。
150分
考査
○ 講習を通じてえられたもの、今後の安全運転への心構えなどを課題として与え、筆記方式(感想文)により提出させる方法で行い、結果を講評して、安全運転の動機付けをする。
30分
講 習 時 間 合 計 360分
 
備考 1 休憩時間は、講習時間以外に適宜時間を設けること。
2 「運転適性検査器材の使用による診断と指導」を行う場合には、「事故事例研究に基づく安全運転の方法」を省略することができる。

○ 社会参加活動を含まない講習
講習科目 講習細目 講習方法 留 意 事 項 時間
9 運転適性についての診断と指導②
(1) 実車による診断と指導
                        
(2) 運転シュミレーター操作による診断と指導
講義
                         
教本、自動車、運転シュミレーター、視聴覚教材等
○ 実車を運転させ、講習指導員が同乗して運転行動、事故や違反に結び付く危険な運転個癖等を診断し、その結果に基づく指導を行う。
                         
○ 運転シュミレーターを操作させ、交通事故やその危険場面等について疑似体験させ、運転の危険性を診断し、その結果に基づく指導を行う。
                         
○ 事故に結びつきやすい違反行為をした者及び実車による指導の結果により、必要と認める者について実施する。
120分
10 面接指導
個別的指導(適宜、ディスカッション方式をとる。)
○ 本人の違反経歴に運転適性検査と実車指導の結果と照合して、特に個々の指導が必要であると認められる受講者については、個々面接の方法で受講者に運転待機等を説明し、以後の安全運転に資するための指導を行う。
○ その他の受講者については、グループ討議等の方法で安全運転意識の高揚を図る。
30分
考 査
○ 講習を通じて得られたもの、今後の安全運転への心構えなどを課題として与え、筆記方式(感想文)により提出させる方法で行い、結果を講評して、安全運転の動機付けをする。
30分
講 習 時 間 合 計 360分
 
備考 1 休憩時間は、講習時間以外に適宜時間を設けること。
2 「運転適性検査器材の使用による診断と指導」又は「運転シュミレーター操作による診断と指導」を行う場合には、「事故事例研究に基づく安全運転の方法」又は「面接指導」を省略し、「運転適性検査器材の使用による診断と指導」及び「運転シュミレーター操作による診断と指導」を行う場合には、「事故事例研究に基づく安全運転の方法」及び「面接指導」を省略することができる。

別表1(第5関係)
   
違反者講習の講習科目及び時間割り等に関する細目(二輪運転者用)
講習科目 講習細目 講習方法 留 意 事 項 時間

開講
講師の自己紹介
受講者の点呼
講習概要及び日程の説明
受講者の心得の説明



110分
1 道路交通の現状

(1) 交通障害の状況
                         
(2) 交通規制
講義
教本、視聴覚教材等
○ 本県の交通障害(事故、騒音、暴走行為、生活環境の侵害)の発生状況等を重点的に説明し、その関連において交通規制の概要を説明する。
2 交通事故の実態
(1) 二輪車事故の実態
                         
(2) 二輪車事故の特徴
                         
(3) 重大事故の実例
                         
(4) 交通事故の惨状
   
○ 単なる数字の羅列に終始することなく、多角的な分析に基づいて、受講者にとって身近な事実に関する数字の使用等によって実感として感得させる。
                         
○ 交通事故の被害者の惨状及び加害者の窮状を実例で示す。
3 運転者の社会的立場
(1) 運転免許の意義
                         
(2) 運転者の社会的責任
                         
(3) 交通事故(違反)を起こした運転者の責任
○ 教本、視聴覚教材を用い、運転者の責任感及び交通道徳の向上を図る。
                         
○ 運転免許制度の意義を説明し、運転者に対する社会の要望について具体的事例、新聞の社説投書意見等を活用して理解させる。
                          
○ 刑事上の責任、民事上の責任及び行政上の責任について、交通裁判例、点数制度の仕組み等を事例として具体的に説明することによって認識させる。
4 安全運転の心構え
(1) 安全運転の基本的考え方
                         
(2) 安全運転の実践
                         
(3) 事故防止のポイント
○ 自己中心的な運転マナーを矯正し、ルールを正しく実践できる心の醸成を図る。
                         
○ 交通状況に応じた安全運転の実践方法を具体的事例を用いて説明する。
                         
○ 本県における二輪事故の典型的(多発)パターンの中から、その原因となった危険行為5~7種を抽出し、事故防止のポイントを十分に認識させる。
5 安全運転の基礎知識
(1) 二輪車の特性
                         
(2) 車種の選び方
                         
(3) 乗車用ヘルメットの着用
                         
(4) 二輪車と物理の法則
                         
(5) 人間の感覚と判断能力
                         
(6) 飲酒運転の危険性
○ 乗車用ヘルメット着用については、実例、統計等によってその必要性及び効果を強調し、正しい着用の習慣づけを図る。
                         
○ DVD等の視聴覚教材を活用する。
6 道路交通法令の知識及び安全運転の方法
(1) 日常点検要領
                         
(2) 走行の基本
                         
ア ドライビング・スペースとポジション
                         
イ 防衛運転
                         
(3) 歩行者の保護
                         
(4) 速度と車間距離
                         
(5) 追越し
                         
(6) 交差点通行
                         
(7) 夜間走行
                         
(8) 気象条件に合わせた運転
                         
(9) 高速道路の通行
                         
(10)改造車の運転禁止
○ 二輪車事故の特徴との関連で特に防衛運転に徹する必要性を強調する。
                         
○ この科目の細目は、実情に応じて重点的選択的に取り上げる。
                          
○ DVD等の視聴覚教材を活用する。
                         
○ 日常点検要領については、日常点検の必要性と点検項目、点検要領等を説明する。
7 事故事例研究に基づく安全運転の方法
発表(適宜、ディスカッション方式をとる。)
○ 身近な事故事例を素材として受講者に発表させる等、事故の原因となる危険行為等を受講者自身に考えさせ、正しい運転方法を理解させる。
30分
8 運転適性についての診断と指導①
(1) 筆記による診断と指導
(2) 運転適性検査器材の使用による診断と指導
個別的指導                 
教本、運転適性検査器材、視聴覚教材等
○ 所要の運転適性検査用紙により実施し、結果に基づいて安全運転の心構えを指導する。
                         
○ 運転適性検査器材により実施し、結果に基づいて安全運転の心構えを指導する。
                         
○ 事故に結びつきやすい違反行為をした者及び筆記による検査の結果により必要と認める者について実施する。
40分
                      
○ 社会参加活動を含む講習
9 社会参加活動の説明
(1) 活動方法
                        
(2) 現場活動
 活動内容に応じて必要な資器材を用いる。
150分
考 査
○ 講習を通じてえられたもの、今後の安全運転への心構えなどを課題として与え、筆記方式(感想文)により提出させる方法で行い、結果を講評して、安全運転の動機付けをする。
30分
講 習 時 間 合 計 360分
 
備考 1 休憩時間は、講習時間以外に適宜時間を設けること。
2 「運転適性検査器材の使用による診断と指導」を行う場合には、「事故事例研究に基づく安全運転の方法」を省略することができる。

○ 社会参加活動を含まない講習
講習科目 講習細目 講習方法 留 意 事 項 時間
9 運転適性についての診断と指導②
(1) 実車による診断と指導
                         
ア 日常点検
                         
イ 乗車姿勢
                         
ウ 基本走行
                         
(ア) 発進要領
                         
(イ) 低速走行及び通常走行
                         
(ウ) 停止要領
                         
エ 応用走行
                         
(ア) 制動訓練
                         
(イ) コーナーリング訓練
                         
(ウ) スラローム走行等の訓練
                         
(2) 運転シュミレーター操作による診断と指導
実技
                                 
個別的指導(適宜、ディスカッション方式をとる。)
                                 
教本、自動二輪車、原動機付自転車、運転シュミレーター、視聴覚教材等
○ 実車を運転させ、講習指導員が追尾するなどして運転行動、事故や違反に結び付く危険な運転個癖等を診断し、その結果に基づく指導を行う。
                                 
○ 実習に当たっては、乗車用ヘルメットを必ず着用させるほか、手袋、プロテクター、衣服及び履物等乗車に適した準備をさせる。
                                 
○ 時速30キロ程度で走行させ、正しい基本走行を習得させる。
                                 
○ 運転技能を診断するに当たっては、個々の受講者の体格、体力、運転技能、運転経験等からみて本人に適した車種の選び方についても指導する。
                                 
○ 運転シュミレーターを操作させ、交通事故やその他危険性を診断し、その結果に基づく指導を行う。
                                 
○ 事故に結び付きやすい違反行為をした者及び実車による指導の結果により必要と認める者について実施する。
120分
10 面接指導
個別的指導(適宜、ディスカッション方式をとる。)
○ 本人の違反経歴に運転適性検査と実車指導の結果とを照合して、特に個々の指導が必要であると認められる受講者については、個々面接の方法で受講者に運転特徴等を説明し、以後の安全運転に資するための指導を行う。
                         
○ その他の受講者については、グループ討議等の方法で安全運転意識の高揚を図る。
30分
考 査
○ 講習を通じて得られたもの、今後の安全運転への心構えなどを課題として与え、筆記方式(感想文)により提出させる方法で行い、結果を講評して、安全運転の動機付けをする。
30分
講 習 時 間 合 計 360分
  
備考 1 休憩時間は、講習時間以外に適宜時間を設けること。
2 「運転適性検査器材の使用による診断と指導」又は「運転シュミレーター操作による診断と指導」を行う場合には、「事故事例研究に基づく安全運転の方法」又は「面接指導」を省略し、「運転適性検査器材の使用による診断と指導」及び「運転シュミレータ操作による診断と指導」を行う場合には、「事故事例研究に基づく安全運転の方法」及び「面接指導」を省略することができる。

(別表第2・第3省略)

(別記様式省略)

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