球場警備における「区域」の一例
東京ドームにおけるプロ野球公式戦の例

(注)
- 区域の区分は、予想される雑踏の状況、警備員数等の諸条件により変わり得る。
- 警備員数は、予想される雑踏の状況、球場の係員数等の諸条件により変わり得る。
(区域の区分の考え方)
- ゲートにおける警備
- 「22番ゲート」及び「25番ゲート」は、来場者が多いことから1ゲートで1区域。
- 「20・21番ゲート」及び「23・24番ゲート」は、来場者が比較的少ないことから2ゲートで1区域。
- スタンドにおける警備
- 外野席は、中央で通路が遮断されていること、自由席であり指定席より雑踏事故のおそれが高いこと等から「レフト席」及び「ライト席」それぞれ1区域。
- 「1階内野席」は、指定席であり雑踏事故のおそれが低いこと等から全体で1区域。
花火大会警備における「区域」の一例
~東京都「いたばし花火大会」の例~

(花火大会の概況)
- 観客数は約14万人
- 会場への最寄りの駅は高島平駅であり、観客の大半が同駅を利用するが、新高島平駅の利用者も多い。
- 花火打上会場東には、国道が通る大橋が架かっており、多数の観客が通行する。
- 土手は、南北が急斜面となっていて、通路である階段やスロープに観客が滞留しがちである。
(注)
- 区域の区分は、予想される雑踏の状況、警備員数等の諸条件により変わり得る。
- 警備員数は、予想される雑踏の状況、警察官数等の諸条件により変わり得る。
(区域の区分の考え方)
- 土手:階段やスロープなど観客が密集する場所ごとに、それぞれ1区域。
- その他:駅、橋など観客が密集する場所ごとを基本に、それぞれ1区域。
マラソン大会警備(架空)における「区域」のイメージ

(マラソン大会(架空)の想定)
- A駅周辺は市街地(繁華街)であり、マラソン大会時にも観客が多数集まる。
- B駅周辺は郊外であり、マラソン大会の観客は密集するほどではない。
(注)
- 区域の区分は、予想される雑踏の状況、警備員数等の諸条件により変わり得る。
(区域の区分の考え方)
- 競技場のスタンド及び競技場入口は、観客が密集することから、それぞれ1区域。
- 市街地は、観客が密集する交差点や駅ごとに、それぞれ1区域。
- 郊外は、観客が密集するほどではないことから、市街地よりも広い範囲で1区域。
- 田園地帯は、観客はほとんどおらず、実施するのは交通誘導警備業務のみであり、雑踏警備業務は行わないことから、区域の設定は不要。